*long*

□第5話〜俺を信じろ!
4ページ/21ページ



2人からはバチバチ聞こえてきそうな程互いに睨みをきかせています。

怪物くん「てめぇ、今なんつった?」

モア「うっせーから、うっせーつったんだよ」

怪物くん「てめえからぶつかってきたんだろっ!謝れよっ!」

モア「はっ?あんたがぶつかってきたんでしょ」

怪物くん「んだとこらっ、だいたいな、お前のこと最初に見た時から、無愛想な女だなと思ってたんだよ」

モア「んだと?てめえ!ダマって聞いてりゃっ」

ド「2人ともやめるザマスっ」

怪物くん「うっせんだよっ!」

モア「あんたもあんたよ、肩があたったくらいでネチネチネチネチ
細かいのよっ」

これだけ罵りあっていれば、もちろんその声は部屋の中にまで聞こえています。

ウタコ「どうしたの?」

ヒロシ「かっ、怪物くん?」

オオカミ男「ほら坊ちゃん、みんな心配してるでガンスよっ」

そこに…

よし江「デモア様っ、おやめ下さいっ!」

モア「ちっ、どいつもこいつもいちいちうるさいのよっ!」

よし江「デモア様っ!」


モア「あんたに、母親ヅラされるつもりないから。うざい」

ドラキュラ「ちょっ、ちょっと君さっ、」

よし江「いいんです。気にしないで下さい」

モアはもう一度舌打ちをすると、一気に階段を駆け抜けていきました。

怪物くん「待てよっ、てめぇっ」

ドラキュラ「まぁまぁ、坊ちゃんっ、」

ウタコ「何かあったの?」

怪物くん「あんにゃろーがよっ」

オオカミ男「坊ちゃんっ、もぅ暑くて溶けそうでガンスっ!」

ウタコ「とにかく中入りなよ、怪物くん」


怪物くん「ったく、腹立つやつだぜ」

ウタコ「よし江さん、かき氷やるんですけどご一緒にどうですか?」

よし江「いやっ、私は…」

ヒロシ「いいじゃんっ、お姉ちゃん。一緒にかき氷食べようよっ」

怪物くん「そうだよっ、あいつがいったいなんなのかも聞きたいしなっ!」

ドラキュラ「もぉっ!坊ちゃんっ!」

よし江「…じゃぁ、」

ウタコ「さっ、みんな入って!」


あの怪物くんにあそこまでくってかかる人はそういません。
怪物くんの怒りは収まりそうにないのでした。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ