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□第6話〜親の心に子の心、家族最高!
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〜花屋ピーチ〜
店頭に置いてある夏の花の代表ともいえるひまわりが花屋ピーチを一段と明るくさせていました。
クーラーの効いた店内。
お客さんは0。
女子高生2人は今日もダラダラと店番です。
モモ「眠いかも」
モア「寝ないでよ。」
モモ「だって暇過ぎ」
こんな調子でグダグダすごしていると…
チャラリラリラ、チャラリラリラ
モモ「あっ、メールだぁー」
モモはポッケからスマートフォンを取り出し、器用に扱います。
モモ「明日学校で文化祭の準備するから来れる人は全員集合だってさぁー」
モモはちらっとモアを見ます。
モア「絶対行かないから」
モモ「とかなんとか言ってどうせ来るよ、モアはさ」
モア「なんでよ」
モモ「だって絶対モモが誘ったらいつも来るじゃん」
モア「それは強引にでしょ」
モモ「また強引に連れて行くから、来なかったらずーーーっと高杉家の玄関に居座ってやるから!」
モモはじーっとモアをニヤニヤしながら見つめています。
モア「……わかったわよ!暑苦しい!ただでさえ暑いんだからやめてっ!」
またしてもモモの説得に負けたモアなのでした。
モモ「じゃ、明日の13時に迎えに行くね」
モア「はいはい」
さてモアの次の試練はクラスメートとのコミュ二ケーション…果たして上手くいくのでしょうか…