ShortStory
□東の海の賞金稼ぎ
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「なぁ、もっと手ごたえのある奴はいねぇのか?」
船の上で手配書をめくりながら愚痴をこぼす。この男の名はグリーン。
「仕方ねェさ。ここは最弱の海って言われてるところだぜ。」
新聞をめくりたしなめるように苦笑いするのは彼の相方のレッド。
この2人は、ここ東の海では少しだけ名の知れた賞金稼ぎである。
「たかが数十万ベリーじゃ1カ月と暮らせねェだろ。こう何百万とか何千万とか一獲千金を狙いたいわけよ!!」
「それならいっそ偉大なる航路にでも行くか?」
「おれは東の海で名をあげたいんだよ!」
「東の海でね…。お、こんなのどうだ?金棒のアルビダ懸賞金500万ベリー。あとは、道化のバギーか、首領クリーク。魚人アーロン…。」
レッドの方も手配書を取り出し懸賞金を確認する。
「一獲千金したいなら、命がけで挑むこったな。」
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