ShortStory
□真実の歴史
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「ビビ。」
「どうしたの??お父様。」
この国の王、コブラが手にしているのは小さな日誌。
みたところ、年季が入っており相当古そうだ。
「頼みたいことがあるのだ。」
そういって王女ビビに日誌を手渡す。
「これは?」
「それは、アラバスタ王国の真の歴史書だ。」
「真の歴史?」
「語られぬ、語ることのできない歴史がそこに刻まれている。」
ビビはパラっとページをめくった。
そこには、今まで勉強してきたアラバスタの歴史とは違う、衝撃的な歴史がたくさん刻まれている。
「これは・・本当のことなの?」
「これは、代々王家に引き継がれる日誌だ。王家の直筆で書かれている。こっちが・・・本当の、歴史なのだ。」