携帯獣

□君を置いて
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コトネ「…かっ…た。」

息を少し乱れさせ、疲れきったヒノアラシをボールに戻す。

ランス「くっ…まだ子供だと思っていたら何と言うこと…。」


コトネ「あの、何故ロケット団は復活しようと…?」

ランス「ふふん、確かに我らロケット団は3年前に解散しました。…しかし、こうして地下に潜り活動しつづけていたのです。あなたごときが邪魔をしても…。」


何だか長い話が始まっているが私は面白いからロケット団に入団したい。
だがコトネちゃんを何とかせねば…。
どうする?


そんな時だった。


ランス「何ならここで貴方を消しましょうか?」

ナイフをコトネちゃんに向け、笑うようにして言う。

コトネ「えっ…?」

「待ちなさいよ!」

コトネちゃんの前に出て言う。
さすがにこれはヤバイ。


ランス「おや、もう1人いた事を忘れていました。」


え?
まて、今のはかなり傷ついた(泣)


「コトネちゃん、危ないから逃げて。」


コトネ「へっ…?」

「大丈夫、逃げたら警察を呼んで。」

ヒソヒソと耳元で事付する。
ここでコトネちゃんが外に出たら私にとっては好都合だ。


コトネちゃんは頷き、振り返りながらも出口の方向へ向かって行った。


ランス「子供1人逃がしたからってなんなんですか?」


「私を仲間にして下さい。」

ランス「ハッ…、何を言うのかと思えば…。」

彼は帽子を深くかぶり直し言う。

「本気ですよ?」

真剣な眼差しで言う。
ここでチャンスを逃したら終わりだ。

ランス「…。」











ランス(確かに本気にしか見えませんが…。)
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