稲妻 短編

□あのね/京介
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「ねぇ、剣城ー?」

京介「…。」

「え!?無視ですか!?」
京介「13回目…。」

なにがだよ!!

京介「今日1日で質問してくるの13回目。」

「うっ…。」

そんなことを数えてるのか!?
流石だ…。

京介「何でそんなに聞いてくる?」

「え?だって私、剣城の彼女なのに何も知らないでしょう?」

剣城は私のことを色々知ってるのに逆に私は剣城の事を何も知らないのだ。
彼女なのに!!(泣)

京介「確かに…。で?今度は何が聞きたい?」

と聞くと何故だか美雨はうつむきもじもじとし始めた。

「えー?何か恥ずかしい//」
京介「なら聞くなよ!?」

「え!?じゃあ言う!!」

美雨は深く深呼吸し、プルプルした小さな唇が開いた。

「あのね…?剣城って私のコト好き?//」

その言葉を聞いて自分の顔が赤面していくのがわかる。

「ねぇ、どうなの?」

京介「何で急に…//」

少しうつむきわざとらしく頭を掻くと美雨が顔を除きこんできた。
可愛い…、じゃなくて!!

京介「好き…だ//」

「ホントに?」

京介「ああ…!//」

照れぎみに言うと

ガバッ!!

彼女が急に飛び付いてきた。

京介「なっ…!?//」

「嬉しー!」

剣城から好きって言われたの告白したときくらいだもん!

「あのね!!でね?」







私は剣城のことだいだいだぁーい好きだよ?

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