稲妻 短編

□マイ フィアンセ/京介
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小さい頃の思い出がふとよみがえった。
今思えばただの子供の約束で、とっくに忘れ去られていて…。
それでも私は思い出して笑ってしまった。









京介「俺、大きくなったら美雨と結婚する!!」

何て言われたものの…。
何でこんなにひねくれたんだか…。
たまたま今日は私の部屋に剣城を呼んで話をしていたのでベッドに座っている剣城をちらりとみると首をかしげ

京介「どうしたんだ…?」

「んー?フフっ…。」

京介「何がおかしい?」

「思いだし笑いってやつ…。」

こんなこと言ったら何て言われるか…。
「昔さぁ…、剣が私と結婚するっていってたの思い出してさ…。」

京介「ああ…、そんなこともあったな…。」

「え!?忘れてなかったの!?」

京介「兄さんも結婚するとかいってたような…。」

しばらく考えてみると剣城と優一さんが喧嘩的なことをしていたのを思い出した。
あの頃の私はそれをみていつも呆れてものも言えない状態でいたなぁ…。

京介「で?」

「んー?…でって…、これ以上は恥ずかしくて言えなぁーい。」

京介「お仕置き…「言います。」」

「いやぁー…、今はどう思っているんだろうなぁ…って思ってさぁ。」

しばし空白の数秒が過ぎ、剣城が口を開いた。

京介「美雨、目をつぶれ。」
「え?」

京介「いいから!」

「ああ、はい…。」

きゅっと目をつぶると直ぐ、唇に柔らかい感触が感じた。

「っあ…?//」

目を開けると鼻がくっつくほどの距離に剣城の顔があった。
綺麗な金色の瞳で真っ直ぐと私の瞳を見つめている。

剣城「……てくれ…。」

「え?聞き取れない…。」

剣城は急に私に背中を見せてくるようにしてきたのでくるりと正面にまわってみる。

剣城「〜っ!//」

「何なの…?早く言ってよぉ!!」

剣城「だから…、俺と…。」

「うん。」

剣城「結婚してくれ…//」

その言葉に私はまた笑ってしまった。
剣城「だから笑うな!!」

「ごめんごめん…。」

赤面している剣城の顔に今度は私から。

チュッ…。

部屋にリップ音を響かせ笑顔で







「これからもずっと愛してくれるなら…、京介ならいいよ!!」

大好き、京介。
これからもずっと一緒だよ?







最近ぐだぐだでサーセン!!

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