稲妻 短編

□ハロウィン2012
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10月31日…。
今日はハロウィンなのだ!
今日部活中…。


蘭丸「そういや今日ハロウィンだな。」

拓人「そうだな…。」

「(ハロウィン…かぁ。)」

ハロウィンなんて毎年何にもやんなかったなぁ。
父親は残業、母親は仕事から帰って来てすぐ寝るし。
弟はハロウィンなんて…

星七「ハロウィン?そんなのやってる暇なんて無い。」

なんて言いながらTVゲームをやっている。
後でプレイ時間を見てみたら軽く100時間を超えていて呆れて物も言えなかった。
ゲームじゃなくて勉強しろよ。
割り算でさえ怪しいのに…。


信助「ねぇ、みんなでハロウィンパーティーしようよ!」

天馬「いいね!」

葵「何処でするのよ?」

天馬「あ…。」

拓人「美雨の家はどうだ?」

「え?…確かに家には弟しかいませんが…。」


確か今年も父親は残業、母親は珍しく友達と飲み会とか言ってたな…。
星七は新しいゲームソフトを進めるとか言って最近部屋にこもってるし。
いいのか?
こんな家庭で。


葵「じゃあ決定ね。」

天馬「剣城はどうする?」

いやいや、流石に剣城がハロウィンパーティーに参加って…。
仮装とかするわけ無いじゃん。

京介「…行く。」

「えっ!?」

京介「あ゛ぁ?行ってわりぃのかよ?」

「いえ、なんでもありません。」

珍しい…。
雨でも降るのか?


「じゃあ、来るのは葵に天馬、信助…剣城に霧野先輩、神童先輩…あとは…茜ちゃんに水鳥ちゃんの8人。」

葵「仮装したい人は美雨の家でしてね〜。


そりゃそうだ。
家から仮装して外歩いたらちょっと変な目で見られるだけだろ。

水鳥「じゃあまた後でな!」

茜「しん様の仮装…。」

天馬「またねー!」

なんかみんな気合いが結構あるな。

葵「じゃあ私、早めに美雨の家に行って準備するね!」

「うん…。」

乗り気じゃ無いのは私だけなのか?
なんか話の中で私も強制的に仮装することになってるし。
まぁ、いいか。
久しぶりに楽しめるし。









(早くお菓子食べたい…。)



だって食欲の秋だもの。
ハロウィンとか関係無しに!
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