携帯獣

□あまりにも偶然すぎる
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静かなヒワダに来て外を歩いていると、いつの間にかヤドンの井戸へと来てしまった。
冷たい空気が流れる洞窟内は何だか騒がしかった。









?「あのう…。」


「へっ…?」

不抜けた声で振り返るとそこには1人の少女がいた。

?「怪しい者ではありません!私はコトネと言います!」


彼女は茶髪の2つ結びを揺らして

コトネ「さっきロケット団がここに逃げちゃいまして…。」

は?
ロケット団?
まさか復活したのか!?


「私はミウ、本当にロケット団が…?」

コトネ「はい、それで…私暗い所が苦手でして。」

なるほど、どうりで震えている訳だ。










ちょうどいい、暇だったんだよね。
ついて行こう。


「私も行っていい?」

コトネ「勿論!」










ロケット団に入るのってアリかな?
だって世界チャンピオンなのにやる事が無いんだもん。
それにまたマフィアの仲間入りがしたいし。


大丈夫、こっちに来てから世界チャンピオンだってバレてないから!
なんたって腰まである長い金髪は結んで薄手の上着に入れて短髪にしか見えないし。

まあ、世界チャンピオンってごくわずかの人しか知らないんだけどね。
そこらを歩いてたらヤバイじゃん?









(なんかワクワクする〜♪)
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