泣いていた


誰かが泣いていた



泣いていたのは世界でした


地球と言う名の
青い星が泣いていました


その星に住む
人々達も泣いていました


其処には悲しみが沢山ありました


救いようの無い


そう言ってもおかしくない


絶望が

星を

人を

悲しませていました






Over,s Sistemは
世界の螺旋を感知しました








悲しみを断つ

銀の剣を携えた戦士よ

あの悲しみを晴らしなさい

あの螺旋を終わらせなさい

あの


絶望に終わりを告げなさい



貴方は唯一にして絶対の


【絶望】の天敵


死神を狩る伝説を持つ者


【絢爛舞踏】の称号を持つ者よ



あの


悲しみを終わらせなさい

















風壬は眼を醒ます



何度も体験した
平行世界の移動に伴う独特の違和感を振り払いながら

周囲を見る


草木一本生えていない不毛の荒野と
僅かに残った人の生活していたであろう民家の破片が少々

そして



目の前に聳え立つ異形のオブジェ


そのオブジェの高さは超高層ビルをも越えるであろう高さ



風壬は溜息をつく



何故、溜息をついたのか?


それは面倒な事にまた巻き込まれたからに他ならないし


自分の周囲を取り囲む



その数は100は越える異形の軍団に対して





異形の生物から風壬は眼を逸らし


足元に落ちている


腕が千切れ

赤黒い血で汚れたテディベアを見る




血の乾燥具合から

かなりの時間が経過しているのが理解出来た


大分と前に自分を囲む異形に蹂躙されたのだろう



風壬は無言で


周囲の今にも襲い掛かってきそうな異形を放置して

足元の土を軽く掘る



そっとボロボロのテディベアを埋め



そこで異形達は一斉に襲い掛かる







その世界では人間はこの異形達


【BETA】からすれば唯の肉塊に過ぎない


つまり、ただの捕食する存在に過ぎない


蹂躙する対象だった





が、今襲い掛かっている男


赤い癖毛の男は【BETA】達の知る人間とは違った



知らなかったのだ


この男は


藤堂 風壬は



自分達を【BETA】を逆に蹂躙する立場にあるという事を






一斉に襲い掛かったBETAの群れで壬の姿は掻き消える



その雪崩の様な異形の進撃に呑まれた



が、次の瞬間




「我は空間の断絶を許す」



雪崩の様な進撃の中で


男の声が静かに響き渡る



「断て」



ザンッ!!!!!



その言葉と同時に風壬の周囲のBETAは千に引き裂かれ吹き飛ぶ




BETAは見た



傷一つ負わずに



この荒野で唯一人希望を背負って立つ男を



風壬は生き残った


正確には風壬に突撃しなかったBETA達を見て



「来るがいい、そして消してやる…。
俺はそのために…悲しみを終わらせにやって来た」













以上がマブラヴオルタの話の出だしになります



シリアスです

何故、馬鹿がこんなにマジなのか?

答えは時間軸的にマブラヴの世界が風壬にとって一番新しいトリップ先だからです

『つまり、風壬が一番能力、人間的に成長しているからです』



まぁ…仲間と合流したらすぐ馬鹿になるんですが…(笑)

この後、風壬はBETAのハイブを一つ生身で殲滅してから


原作にある横浜基地に向かいます


そして、原作の主人公のタケル同様、普通に捕まります(笑)

そしてタケル同様、香月博士にこの世界を変える可能性のある存在として
横浜軍の一員になり猛反撃を開始します


ちなみに、風壬はこの世界にやってくる前に
平和な日本でタケル達と出会っており平和なタケルの居た世界と

このBETAの存在する世界双方を理解しています


つまり、タケルは風壬の事を知っています



他に気になる内容があったら質問へお願いします



では、キャラの風壬の初期評価です


白銀 武→阿呆仲間&信頼

鑑 純夏→私と同じで人間じゃない?

御剣 冥夜→男か?女か?…馬鹿か?

榊 千鶴→真面目にしなさい!

彩峰 慧→やきそばパンよこせ

珠瀬 壬姫→綺麗な人だな〜♪

鎧衣 美琴→ツッコミ上手な人♪

神宮司 まりも→まりもちゃんて呼ぶな!

香月 夕呼→風壬の異能の力に興味深々

社 霞→とても優しく強い人
(霞はテレパスで相手の心を読めるため風壬の事を心底信頼)


煌武院 悠陽→世界を救う希望
(世界的な危機+一国の指導者であるため状況的にフミを好きだとは公言出来ない)


月詠 真那→実力を把握出来ないタケル同様危険視

三馬鹿→ま、真那様に馴れ馴れしくするな!

伊隅 みちる→隊の中核を担う存在


宗像 美冴→からかうが中々通じなくてつまらない

風間 梼子→信頼出来る、音楽の話を理解してくれるため気安い感じ

涼宮 遙→死んだ好きな人と雰囲気がかぶって見え困惑

速瀬 水月→涼宮 遙と同じく、フミのひょんな動作に動揺


涼宮 茜→部隊の先輩からの絶大な信頼をすぐに得たフミに嫉妬
(ただ、異性として気にはなっている)

柏木 晴子→よく周囲を見てる凄い奴


以上がキャラの初期評価です
(A-01部隊の面々とは、中盤からの登場で時期的にフミのマジな戦闘中の姿を見てるため初期から信頼度は高い)

話の筋は原作沿い

但し


馬鹿は誰一人として死なせるつもりはありません

原作では最終的に殆どのメンバーが死にますが……

死なせません

全員救って最後には笑ってお別れできるようにするつもりです




ちょいとした余興で各キャラの紹介&迷台詞&名台詞を紹介

ちょこちょこ増えていきます

(馬鹿や奏のもあります笑)




白銀 武

最初はへたれでした
それもその筈、普通の一般人なのだかあ仕方ないですよね〜

ですが戦いを通じて最高クラスの戦士へと成長を遂げます

フミのガンパレ時と同様、世界の螺旋に組み込まれた存在です

あと、本作品に出てくる人物内では屈指のギャグレベルを保有しています
(不幸レベルもそこそこw)

名台詞
「やらせねぇ…やらせねぇぞ!!!」

迷台詞
「痛いときはな、アガーって言うんだ」





御剣 冥夜

武士ですね
かなりのかっこよさを誇るオルタの顔とも言える存在です
物語の最後とか…目から汗が止まらなくて困りました
戦術機での剣術では右に出るモノはいないでしょう
あと冷静で初期の榊の補佐的なポジションを任されてます

ちなみに平和な世界ではかなりの常識知らずでしたがオルタの世界では常識人になってます
(時々発動する天然が面白すぎ♪)


名台詞 
    ナメ
「人類を無礼るなぁぁぁぁ!!」





彩峰 慧

なんだかんだで作者が一番好きなキャラだったりします
近接格闘能力がズバ抜けています

クール…?ではないか…不思議な奴です色んな意味で。
そして熱い奴です最後の委員長との掛け合いは感動ものでした


名台詞
「私はまだ何も返していないんだぁぁぁ!!!」


「榊はいつもタイミングが一呼吸遅い」



迷台詞
「烈うざい……激に変わる新アレンジ」







藤堂 風壬


馬鹿です、色んな世界を回って馬鹿に更なる磨きをかけた馬鹿です

真剣になった馬鹿の怖さには感情を持たないBETAも本能で動きを止める程です

この作品では影での単独任務(生身)などのオリジナルな話が展開される予定です



名台詞
「さぁ…絶望の天敵が帰って来たぞ。
絢爛たる舞踏の始まりだ」


迷台詞
「誰だ今ボソッと綺麗な女って言った奴!!!!」

「うぅ〜後…二五時間後に起こして……」
(起床時間時)

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