novel-D.grayーman
□アイスクリーム
1ページ/8ページ
今日は珍しく茹だるような暑さだった。
暑さにに慣れていない神田は自室でうなだれていた。機嫌は最悪だが怒る気力すらないほど神田を蝕んでいた。神田は暑さに加えて長期任務から帰還したばかりで疲れも溜まっていた。
コンコン
「神田〜,御飯食べに行きましょう?」
控え目なノックの後,聞こえたのはアレンの声だった。いつもはラビが迎えに来るが今日はアレンらしい。神田は身支度を整え,自室から出た。
「今日はもやしなのか?ラビはどうした?」
神田はアレンに疑問を問い掛けた。