【女体化書庫】

□【S・E・X】※全10P
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……………――――


「てめ……ッ」
八戒に無理矢理悟浄の部屋に投げ込まれた三蔵は文句を言おうと顔を上げるが時既に遅く無情に扉は閉められてしまった。
亀甲縛りにされている為に後ろ手に戒められた両手を使えずに床にしたたかに打った肩が痛む。
「……ックソ…ッ!」
カーテンの閉まった薄暗い部屋の中でも女体化した己の体のシルエットが解り三蔵は思わず顔を背けた。
法衣の上からキツく戒められた両の乳房は、それを強調するように合わせから零れ股間から尻間を伝う縄のせいで動く度に擦れ下肢に走る違和感に眉をしかめる

しかも周りには八戒がオマケと称して投げ込んだバイブやローター、媚薬のチューブが転がり犯して下さいと言わんばかりだ。
三蔵は今すぐ逃げ出したい衝動に駆られるが、こんな姿のまま宿の廊下に出る訳にもいかずに唇を噛み締める。
どうにかして悟浄を欲情させずに解かせたいが、それは無理だろうと自分が1番良く知っている恋人の性格に溜息をついた。
三蔵が諦めかけた時に悟浄が寝ているだろうベッドの上から衣擦れの音が響く。
「んー……?」
「……悟浄……」
「……んん?三蔵…?」
一人で寝たはずの部屋で聞こえた愛しい恋人の声に悟浄は目を擦りながら起き上がると部屋を見渡した。
そして三蔵がいる床へと止まった悟浄の瞳は驚きに見開かれる。
「……え?…さん…ぞ…」
「…………ッッ」
床に股間を隠すように膝を合わせ座り込んだ三蔵を見下ろし悟浄は瞳を瞬かせる

卑猥な縄に戒められた女の証である乳房は薄暗い室内でも、しっかりとその存在を主張していた。
ジッと見下ろしてくる悟浄の視線が恥ずかしいのか体を小さく震わせ赤くした顔を背ける三蔵だが、その視線に感じてしまっているのか無意識に収縮する膣に気付き、その感覚を逃がそうと膝を擦り合わせる。
その様は、まるで悟浄を誘っているようで悟浄は思わず喉を鳴らした。
「…どーしたのよ、その姿…めちゃくちゃ色っぽいんですけど」
「…ッ八戒が無理矢理…」
「へぇ…たまには、あいつも気の効いた事すんじゃん…俺へのプレゼント?」
「…知らねぇよ。さっさと解け…」
「そんな勿体ない事しません。お前だって少しは期待してんだろ?前回、女体化した時、超気持ち良さそうだったもんな…」
「………………ぁッ」
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