小説

□説教
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説教

まただよ。また呼び出しだ。
「いいとこだったのに・・・クソ」
あと、少し時間があれば圧倒的なトップであっただろう。もうちょっとだけ、点棒を巻き上げられたはずだ。
「入れ。」ドアの向こうから声がした。杉内さんの声だ 相変わらず威圧的な声だ
こういうイライラしてる時はまた更にイライラさせられる。まったく、いい声してますね〜
「なんスか」「とりあえず座れ」
は〜いはい、座りゃいいんでしょ。座りゃ。
「お前、刑事としての自覚あるのか」「ありますよ。」「だったらあんな所に居るわけないだろう」「仕事くれない上が悪いんスよ。言われなきゃ仕事しませんから」
「・・・いつまでも屁理屈を言うならこっちも考えがある。脱げ。」・・・え?今このオッサンなんて言った?脱げだって?
すいません、自分女です。
「縛った方が抵抗もしなくて脱がしやすそうだな。」いきなり手錠かけやがった。ヤバイ、抵抗できない・・・
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