MAIn。

□うわき。いち。
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ちょっとならバレない?




うわき。いち。






「ひょん、おやすみ」

「うん、おやすみ〜」

じょんいんが、僕をめっきり誘わなくなってきて、僕は少しびっくりした。
すごい時だと一週間に3回以上はやってて、でも今週は、一回もないまま一週間たってしまった。



でも、びっくりしたのと同時に欲求不満だった。
じょんいんが誘わないなら、自分から誘う。
なんてことなんてありえないし。

まさか嫌われた?
なんていつも疑ってるけどあっちはいつも普通だから、もっと不安になる。


じょんいんの寝顔を見てたら、じょんいんの口が動いて少し焦ったけど、やっぱりぐっすりで安心した。

「かい」

ふと違う名前で読んでみる。
この名前で呼ぶと、じょんいんはいつも少し怒る。
名前でよんでほしいんだとかなんとか……

「かい、好きだよ」

聞こえるようにいってみたけど、聞こえるわけないか。



「…すほ…」

「じょんいんが僕の名前読んだ!」


なんて一人で盛り上がってると部屋を間違ったせふんが入ってきた。

寝ぼけて…る?

「せふな」

僕は小声でそっと話しかけた。

「なんですかぁ、すほひょん」

「部屋間違えてるよ」

「えへへ〜」

「笑ごとじゃないから!」

「間違えてないですもん。」

「わかったわかった一緒にいこう。」

「僕、すほひょんのこと襲いにきました。」

「ちょっ、なにいってんの⁇せふんさん⁇ちょっ、まって、まって‼」

僕は抱き上げられた先にあった大きな背中をばしばし叩いた。

けど、僕の必死の抵抗も虚しく僕は自分のベットに投げ込まれた。
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