強引にマイウェイ
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優しいおじさん(ブーさん)に善意でお金を貰った私は、服を買うことにした。
いつまでたっても
"3-2 神崎"とゼッケンにでかでかとかかれた中学校ジャージをきているのは、いただけない。
うーん、こんなにお金あるんだし、今までと違う恰好してみたいよね〜♪
………よしっ!男装しよう☆
──────数時間後。
うーん、こんなもんかなっ!
そういいながら選んだ服は
黒のピッタリとしたズボンにブーツ、白のカッターシャツに黒のジャケットというシンプルな恰好だ。
それに黒のウィッグを被れば……ジャジャーン!楓ちゃん男のコバージョン!
うんうん。なかなかいいんじゃないかなっ♪
よしっ!
『すみませーん、これくださーい』
そういうばここの通貨ってなんだろう。
ふと、気になり、ブーさんの財布の中をのぞく。
?
1000J?
なんて読むのかな?
1000ジャクソンかな?
1000ジャクソンだよね!
「かしこまりました。すぐに着ていかれますか?」
『うん!何ジャクソン?』
「……ぇ、と…に、25000J(ジェニー)になります」(苦笑)
『……………』
し、しまったぁぁあ!!!
ジャクソンじゃなかった!
てゆーか誰だよジャクソン!
なんでジャクソンだと思ったんだよ自分!
恥ずかしいじゃないかぁあ!
その後、赤面しながら店を出たのはいうまでもない。
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