強引にマイウェイ
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────ジリリリリリ
この、むさ苦しい空間に鳴り響いたのは、一次試験のはじまりのベルだった。
「ただ今をもって受付時間を終了いたします。」
そう言いながら現れたのは、
だんでぃーサトツさん。
ちょ、ヤバイヤバイ。
どれくらいヤバイかっていうとまじヤバイくらいヤバイ。
だんでぃーすぎるぜこんちくしょうっ!
鼻血がでちゃうじゃないかっ☆
「ではこれよりハンター試験を開始いたします。こちらへどうぞ。」
向かう先は見えない、真っ暗な道を進みながら話すサトツさんはすてきです。一生ついていきます。はい。
「ハンター試験は大変厳しいものもあり、ケガしたり死んだりします。それでも構わないという方のみついて来て下さい。」
そうはいうが、誰ひとりとして帰る者はいない。
「承知しました。第一次試験404名全員参加ですね。」
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