強引にマイウェイ
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「あたしのメニューは……スシよ!!」
知らない料理にあたりがザワザワと騒ぎ出した。
「ふふん。大分困ってるわね。ま、知らないのもムリないわ。小さな島国の民族料理だからね。」
そしてヒントのためか、中に入っていった。
「ヒントをあげるわ!!中をみてごらんなさい!!最低限必要な道具と材料はそろえてあるし、スシに不可欠なゴハンはこちらで用意してあげたわ。そして最大のヒント!!スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ!!」
「それじゃスタート!!」
「ゴハンだけで作るのかなー」
「道具とか見ると他にも何か使いそうだぜ。」
「ねぇ蒼、スシって知ってる?」
『ん?』
「ムリムリ。だって蒼だぜ?知ってるワケねーじゃん。」
失礼だなオイ。
『……知ってますけど。』
「ホント?おしえて!!」
「まじかよ…さっさと教えろよな。」
『ゴン君には教えてあげるー!』
キルア君は私を馬鹿にしたからちょっと復讐してみる。
「オイ。俺には教えねぇのかよっ!」
『えー?そうだなー"強くて優しい蒼様教えて?"って言ったら教えてあげるー。』
「誰がんなこと言うかっ!」
『じゃあ知らなくていいんだー。ふーん。へー。』
「…ッ」
「ま、まぁまぁ。蒼、キルアにも教えてあげてよ。」
ゴン君に子犬のような眼差しで見つめられる。
うぅっ……
なんか自分がものすごく極悪非道人みたいに見えてきた。
『うん。わかった。教えるよ。あのねスシっていうのはね?「魚ァ!?お前ここは森ん中だぜ!?」…というもので、魚を使います。』
いやぁ、これで一気にバレましたな。皆さん一斉に走ってますよ。
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