謌方
□夜咲く華
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鮮やかに夜を彩る
たった一瞬の煌めきを藍禅の穹に刻む
掻き消されては塗り変えられる
そして人の記憶に積まれていく
同じ華はあれど
どこかが違う
夜半の華
美しい華は瞬く間に消え失せる
全ての華が煌めいたあと
残るは
美しさへの高揚
華やかさへの憧敬
儚さへの消沈
たった一瞬の間
感情が交錯する
夜半の華
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