novel
□さぁ、始めよう
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電気を消した部屋にはカーテンの間からほんのりと差し込む月の光だけが頼りだ。
シャツを羽織っただけの格好で彼の隣に寄る。
シャツの裾から覗く脚はひどく白く華奢で生々しい。
彼の首にゆっくりと絡みく。
目の前には綺麗な首筋と少しの緑がうつる。
オレはこの綺麗な髪の毛が好きだ。
ちゅっと軽く吸い付き赤い跡を残す。
早くひとつに溶け合いたい。
脚も絡めてピッタリとくっつき、
耳元で囁く。
「真ちゃん…」
それだけでオレがこれから何がしたいかが伝わる…
さあ、始めよう
-end-