劣等感

□暗鬱
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 生きてしまった。私は、自殺に、失敗した。
 そして死ぬ気力さえも、無くなってしまった。

 私は、生きているのだろうか。腕を切る。
 手首は悲鳴を上げ、黒色にも似た赤色の血液を吐き出した。
 嗚呼、私は、生きている。

 小さい頃に買ってもらった、あのお人形。
 どうしたの。何故、首がもげてしまったの。

 この部屋は、一昼夜、暗い。
 この部屋は、鬱病だろう。
 私はただの、死に損ない、生き損ない。

 冷たい水の音。私の涙です。
 何の意味も無い、嘘吐き涙。

 嗚呼、哀れかな。
 嗚呼、無能かな。

 どうか、神様、明日という日が訪れません様に。
 どうか、明日こそ、私が死んで居ります様に。

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