スキすぎて。*長編*
□−1−
1ページ/8ページ
〜数時間前〜
母「あのね…?お母さん、結構の間家を開けるから…」
まただ。
私のお母さんは、父と離婚してから1人でずっと私を育ててくれた
大切な親。
でも、
最近家を開けることが多くなってきて、今ついにはー…
母「いつ帰ってこれるかわかんないからさ」
お母さんの言葉が耳に入ってこない。
どう言うこと?何でお母さんは大きな鞄持っているの?
母「……って頼んでおいたから!」
「…え?お母さん!!ちょっと…」
私は玄関に向かうお母さんの腕を引っ張る。
お母さんは振り返ると涙ぐんだ目でじっとこちらを見つめ
母「これだけは。。。
これだけはしょうがないの!」
母「本当にごめんなさい…!」
バタンッ
「は…!?お母さんは、私をおいてったのー…?」
そう思うと自然に涙がポロポロこぼれ落ちてきて
「うっ…おっお母さん…!」
私が、聞いていなかった言葉を知る術もなく
眠りに落ちた