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□気づけば1000hit企画。
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赤の魅力 

例えるならば、林檎のように甘く脆くて、毒のあるもの

何処かの歌詞をふと思い出していた。

林檎は何かと『悪魔の実』や『禁断の果実』『知恵の実』などと例えられることが多い。
それは、遠い昔、地球ができて間もない頃、神様が人類を作ってからのとてつもなく昔の話なのである。そこで生まれたのはアダムという男性とイブという女性で、エデンという楽園に暮らすことを許されていた。
「ここにある樹になっている果実はすべて食べてもいい。しかし、真ん中にある赤い木の実は食べてはいけないよ。」
神様は、そういうと出て行った。
その話をきいた二人は言われたことを忠実に守っていた。近くにいた蛇がイブにささやいたのだ。
「あの実を食べたくないのかい?」
イブは当然であるように答えた。
「神様が食べてはいけないといっていましたから。」
そういうと蛇は言った。
「そんなことはないさ。あの果実は、神様と同じくらいの知恵がついてしまうからたべてはいけないと言ったんだ。」
イブは急にその果実が魅力的に見えてきた。そして、アダムとイブはその実を分けて食べ、エデンから追放されてしまった。
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