団扇兄弟
□タイムスリップ過去編
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サ「………」
ここは、どこだ?
サスケはさっきまで寝ていたベッドとは違う所で目をさました
アジトより少し大きめのベッド
床には恐竜のオモチャと木で出来た手裏剣が置いてある
どう見てもアジトでは無かった
サスケは混乱した頭で考えた
……確か少し修行をしたあと、アジトで寝てた筈だ
なのになんでこんな所に?
誰かの家か?
いや、そもそもなんで家に居るんだ?
マダラが用意したのか?
……いや、それは無い
マダラならこんなオモチャ用意しな……
サスケはそう思った時ある事に気が付いた
サ「………これは
昔俺が使ってた物……?」
まだ俺が子供だった頃
イタチがアカデミーを卒業して任務をするようになって暇をもて余してた時、修行と言って木の手裏剣を恐竜のオモチャに向かって投げてた……
……あの時の物か?
だとしたらますます意味が分からない
その時はまだ4、5才くらいだった
なぜ、今ここにある?
サスケが自問自答を繰り返していると、扉に誰か近づいてくる気配がした
サ「……逃げるか」
サスケはとりあえず見つからない為に窓から外に出て屋根に登った