渦巻き
□今日くらいは…
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アカデミーの休み時間
みんな思い思いのメンバーで集まって楽しそうに話している中、ナルトはサスケが居ない事に気付いた
ナ「………?」
そういえばいつもスカした顔で座っているアイツを朝から見てない気がする
いや、確か一時間目は居たけど……
ナルトはおもむろに席を立った
シ「どうしたナルト…?
もうすぐ次始まるぞ?」
ナ「……うーん
……ちょっと抜けるってばよ!」
シ「は!?
………まぁ、いっか」
面倒くさそうに手を降るシカマルに見送られて、ナルトは教室を出た
宛もなく歩いていたナルトは、幸運な事に先生に見つかる事もなく演習場にたどり着いた
その周りを取り囲む中で一番高い木をなんとなく見上げたら
さっきから頭をちらついていた少年を見つけた
ナ「………」
ナルトの位置から彼の顔は見えない
彼はアカデミーの校舎とは反対の方を向いていた
ナルトはなんとなく、その木を登り始めた