Random-Room 2
□口先と指先だけで覇王は虜
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アインハルト「蒼衣さん、本日もご指導、ありがとうございました」
蒼衣「はい、お疲れ様♪」
アインハルト「また今日も少しだけですが、強くなれた、そんな気がします」
蒼衣「そうだね、アインハルトちゃんはなかなか強くなったよ♪でもね…」
アインハルト「でも…?」
蒼衣「誰かを守る為に力を発揮すると、人はもっともっと強くなれるんだよ」
アインハルト「はい…ですが、具体的にはどのような感じなのでしょうか?」
蒼衣「そうだね〜…アインハルトちゃんはヴィヴィオちゃんと仲がいいよね」
アインハルト「はい♪ヴィヴィオさんは私にとって大親友になりました♪」
蒼衣「じゃあヴィヴィオちゃんやリオちゃんやコロナちゃんが、どこかで強敵と戦っているとしようか…」
アインハルト「ヴィヴィオさん達が強敵と…」
アインハルトは想像する
蒼衣「戦い続けると、当然ながらみんなの体力や魔力が無くなってくる…しかも誰も助けに来れない本当に危ない状況だとする」
アインハルト「(私は!私はその場にいないのでしょうかっ!ヴィヴィオさんやみなさんを助けられないのでしょうかっ!)」
蒼衣「(感情が高ぶり始めたね♪良い傾向だよ♪)最終的にヴィヴィオちゃんもリオちゃんもコロナちゃんも動けなくなる…するとその強敵が三人にトドメを刺そうとする」
アインハルト「っ!!」
蒼衣「はい、今アインハルトちゃんが抱いた守りたいって思う強い感情、それが人の強さになるんだよ」
アインハルト「ハッ!…何となくですが、理解出来ました…」
蒼衣「アインハルトちゃんの中で守りたい人物を変えてもいいかもね♪シミュレーションしてその感情をうまく引き出して、自分の力に出来たら、アインハルトちゃんはもっと強くなれるんじゃないかな」
アインハルト「はい!いつでも引き出せるように頑張りたいと思います!」
蒼衣「じゃあシャワーを浴びてから帰ろうか♪私はコッチだからまた後でね♪」
アインハルト「ぁ……っ〜〜……あのっ!!////」
蒼衣「ん?何かな」
アインハルト「えっと…ですね…そのぅ〜…////」
蒼衣「顔が真っ赤だね…ちょっと訓練し過ぎたかな?」
アインハルト「い、いえ…蒼衣さんは…マッサージが凄く上手だと、ヴィ…ヴィヴィオさんから伺いまして…出来ればでいいのですが、私にもマッサージをして頂けないでしょうかっ!?////」
蒼衣「マッサージ?私がするマッサージは、骨抜きマッサージになるけど、それでもいいのかな?」
ナニソレ美味しいの?
アインハルト「ほ、骨抜きマッサージっ!?////」
蒼衣「みんなの話だと、身も心もトロットロになるとか、ならないとか言ってたよ」
アインハルト「(それはつまり、益々蒼衣さんが好きになってしまう…という事でしょうか?)////」
言っておきますが、本人誑してるって自覚、全くありませんからね
アインハルト「あの…そのマッサージをした後は、皆さんどんな感じになっていましたか?////」
蒼衣「ヴィヴィオちゃんならマッサージの最中に顔を真っ赤にして、徐々に息を切らせていくね」
アインハルト「(それって蒼衣さんにアチコチを触られているのが恥ずかしいから…ではないのでしょうか?それともヴィヴィオさんは…触られているうちに気持ち良くなって、必死に隠そうとしていたのでしょうか?)////」
蒼衣「で、もう暫く続けていると、急に大きくビクン!ビクンッ!と痙攣して、最後は力無く動かなくなる…かな」
アインハルト「(け、痙攣っ!?ヴィヴィオさんは蒼衣さんの手だけで、そこまでの開発が進んでいるのですねっ!!でしたら私も負けていられません!!お、男の方に身体のアチコチを触れられるのは少々抵抗がありますが、蒼衣さんになら色々な所に触れて貰いたいので)ぜ、是非お願いしますっ!!////」
アインハルトの心の考えがやや気になる所だが、ヴィヴィオを完全にライバルと見ているようだ
蒼衣「因みにお風呂の中でするんだけど、アインハルトちゃんはそれでもいいのかな?」
アインハルト「お風っ?!えぇっ!?お風呂でスルのですかっ!!?////」
蒼衣「もしかしなくても予想外かな?アインハルトちゃんが恥ずかしいなら止めてもいいよ」
アインハルト「(い、一緒にお風呂…お、男の方と…しかも蒼衣さんと…いいえ!ヴィヴィオさんが既に経験されている事なんですっ!覇王であるこの私が負けてはいられませんっ!!)ぜ、是非…とも…よよ、宜しき……宜しくお願いしますっ!!?////」
アインハルトが一番気になる相手は蒼衣だが、空回りし過ぎたアインハルトは蒼衣の前で思いっ切り噛んでいた
しかも目はグルグルで、頭からはプスンプスンと煙が出ているので、仕方ないと言えば仕方ない
蒼衣「そう♪じゃあ決定だね♪因みにお湯の中だったら身体も直ぐにほぐれるから、コッチとしても色々とヤリやすいんだよ♪」
アインハルト「いぃ、色々とヤリやすいっ?!////」
蒼衣「(ウブな娘は変な知識が無駄にあるし、反応がヤッパリと言うか面白いね♪私がもう一押しするとどうするのかな?)」
やはりコイツは愉しんでいた
アインハルト「(もし蒼衣さんと同じ湯船に一緒に入って、蒼衣さんが後ろから急に抱き締めて来たら〜〜……)////」
ボフンッ!!
アインハルト「うきゅ〜〜ぅ〜〜……////」
蒼衣「想像豊かで爆発しちゃったんだね♪ねぇアインハルトちゃん……もしアインハルトちゃんがお望みなら、お風呂の中で、私がタップリと、ジックリと、可愛がってあげようか?」
アインハルト「は、はヒャッ!?(み、耳元で囁かないで下さい?!その心を誘惑する声で話さないで下さいっ!!感じてしまいますっ?!お腹の下が疼いてしまいます!!?と言うよりタップリジックリって、いったい何をするのでしょうかっ!??)////」
蒼衣「けど、今は普通にシャワーして帰ろうね♪」
アインハルト「ぇ……あ…はい…(今、ココのシャワー室でする訳ではない…みたいですね……良かったです…)////」