Random-Room 2

□ファイナルファンタジーV
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エクスデス「ファファファ!ようこそ、我が城、エクスデス城へ!」

エクスデスの声が地下牢に響く

バッツ、レナ、ファリスの三人は不覚にも捕まってしまった

バッツ「くそっ!クリスタルの力があれば、こんな牢簡単にブチ破ってやれるのに…っ!」

バッツは自分の右の拳を左の掌にバチンと叩き付けるた

エクスデス「ファファファ!お前達の力の源であるクリスタルはココにある!」

エクスデスが手を高く上げると、クリスタルが輝きを放ちながら、掌の上でグルグルと回っていた

エクスデス「これが無ければ私に太刀打ちできまい…さてぇ…」

エクスデスは言葉を意図的に切る

その姿を見た三人はゴクリと音を鳴らしながら唾を飲んだ

果たしてこの覇王の口からどんな言葉が出てくるのか…と

エクスデスが長いタメの後、漸く口を開いた

エクスデス「見せてやろう!私の華麗なるジョブチェンジをッ!!」

バ・レ・ファ「……………………………………………………………………………………は?」

バッツとレナとファリスは見事にハモった

エクスデス「ファファファ!やはりクリスタルを手に入れたら、ジョブチェンジをしなくてはなぁ♪」

やたらとテンションが高くなるエクスデス

あり得ないからちょっとキモイ…

エクスデス「さぁ〜て…何にジョブチェンジしようか……ファファファ!決めたぞッ!」

エクスデスが選んだジョブとは…

エクスデス「踊り子にしよう♪」

バッツ「そ、それだけはやめろおぉぉぉぉぉぉっ!!」

レナ「それだけは絶対にダメェェェェェェッ!!」

ファリス「エクスデスッ!早まるんじゃないッ!!」

バッツ、レナ、ファリスは一瞬にして変な汗を流し、声限りに止めようとする

バッツ「頼むエクスデスッ!ヘソだしの踊り子だけは絶対にやめてくれッ!!」

バッツは涙目で懇願

レナ「他のジョブにならなってもいいから踊り子だけはやめてぇ〜〜ッ!!」

レナは目から滝のような涙を流してエクスデスにお願い

エクスデス「イ・ヤ・だッ!私は踊り子になりたいのだッ!!」

懇願らしきものを却下したエクスデスは、踊り子のジョブが宿っているクリスタルを手に持った

エクスデス「ファファファ♪踊り子に……ジョブ、チェーーンジッ!!」

エクスデスは光に包まれた

エクスデス「ファファファ!これが私の踊り子姿だぁッ!!」

バッツ「ギイィヤァァァァァァァァァァァッ!!」

レナ「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

ファリス「……………ふっ…なかなか似合ってるじゃない…か、エクス……デス」

そんな事を言いながらファリスは倒れてしまった

バッツ「ファリスゥゥゥゥっ!!」

レナ「お姉ちゃあぁぁぁんっ!!」

バッツ、レナ、ファリスの悲鳴は、ビッグブリッジを激走しているガラフにまで届いていたそうな

ガラフ「い、今の声はバッツ達かっ!?くぅっ、エクスデスめ、卑劣な真似をっ!!」

憤るガラフがエクスデスの元に辿り着き、エクスデスの姿を見て昇天したのは言うまでもない…

まさかのゲームオーバー…

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