真庭新入り物語
□なんて、不様なんでしょう。
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何時からか、私は可愛く微笑むことすら出来なくなった。
出来なく為ってしまった。
私という名の棺。人形。器。
駒。
哀れな私。
もう、私自身の感情より、偽りの感情の方が大きく為ってしまった。
偽り。
私の何もかもが偽り。
真っ黒な仮面。
死ぬまで、多分外すことなど出来ない。
なんと哀れで無様なんでしょう。
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