This way and that(ハリポタ 夢小説)
□時を経・1話
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オレが彼の名を呼ぶと、
彼はフォークスから視線を外し、またオレを睨んだ。
「その名で呼ぶなッ」
「悪い…ヴォルデモート」
流れ続ける美しい旋律を聞きながら
心を落ち着けつつ、オレは過去の記憶を辿る
オレは、この状況ははじめてではなかった。
思い出した。全部。フォークスの歌は心を落ち着けてくれる、そのお陰で記憶が纏めやすくなっているようだ。
「ヴォルデモート。アンタは…死んだ…記憶あるか…?」
ストレート過ぎたか
先程より和らいでいた彼の表情がまた一気に固くなった。
「………」
答えはない
ただオレを睨んでいる。
「オレもアンタも故人だ。その顔は分かっているようだな。だが、この世界に戻ってきた。」
気にせず、話すことにした
彼がどんな顔をしようとも
フォークスの歌はやんだ。
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