This way and that(ハリポタ 夢小説)
□あっ… 8話
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彼は精神力が強い。
自己嫌悪を覚えているようだけど、
こんなの俺様ではない!
という否定の次に出てきたのは
だから絶対魔力を取り戻し、オレの元から去り一人で敵全員倒してやる
と宣言した彼は流石だなと思った。
ま、
焚き付けたのはオレなんだけどっ
煽ったり、誉めたり、色々
『あの最強なヴォルデモート卿が、こんなとこで行き詰まっているべきではない』
とかな
「なぁ」
「!いだだだだだだだだ」
「何だ?」
彼に話しかけると、先程よりも強く腹に杖をぐりぐりされた痛い
オレは彼の杖を握る
「やめろよぉ!アバダ唱えなくても物理アバダになるところだよ!」
「アバダ ケダブラ」
「痛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
このドSめ…
一旦杖をオレから離したと思ったら今度は背中を突いてきやがった!
「いーぃ反応だなぁドリー?」
なにこの黒い笑み
「エクスペリアームスッ」
少しの隙が彼に出来たのを見て
彼から杖を奪った
本当に呪文を唱えたわけではない
「返せ。貴様ごときがそれに触るな!」
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