This way and that(ハリポタ 夢小説)
□あっ… 8話
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「アンタは強い奴だから。口頭ではそれなりに上部だけの不満を言えても、本当に抱えてる不安とか不満とかは絶対に口に出さないよな。昔からそうだったから分かる。 」
「自分でなんとかしようとして、絶対弱味を見せようとしない。でも、その気になったオレには筒抜けになるんだぜ。レジリメンスなんか目じゃない能力だし。生まれつきの、特殊能力」
…彼が立ち上がった。
顔を隠したまま、何処かに行こうと動き出したけど、彼の腕を掴み、それを制した。
その反動で彼が必死で隠そうとしている顔を見そうになってしまったから、咄嗟にオレは目を瞑った。
「…死ね。死んでしまえ…っ」
彼がぶつぶつと文句を言っているのが聞こえる
「そうやって不満を溜めてるから爆発してそうなるんだよ…。オレには筒抜けなんだ。全部言えよ。暴力を極力控えていただけるのなら暴言とかのサンドバッグくらいにはなりますからさ」
言い、彼の腕を離すと彼はそそくさとオレから離れようと走った。
「たまに夜、アンタが原因不明の苦しみに苛まれてるのも知っているんですからね!少しは頼ってよ!」
彼の背中にそう言い、オレはテントの中に入っていった。
彼の居場所が分かるように、彼にはマーキングを施してあるから見失っても平気だ。
敵も今は海外にいるようだし…
前のようなことも起こることはないだろう…
「……………」
…いや、心配だ
やっぱ追いかける!
お兄さん陰から見守ることにしますよえぇ!
そして、彼を追った。
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