This way and that(ハリポタ 夢小説)

□あっ… 8話
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着地!

「フォークス、有り難う御座います!」

『いーえ』

フォークスはクスリと笑い、

『では、帰るときにまた呼んでくださいませ』

軽く頭を下げ何処かへ飛び去った。
流石に店に入れるわけにはいけないしな

「…。またマグルの店か」

彼は不満そうに店の入り口を見つめていた。

「そんな顔すんなってば。マグル世界だって素晴らしいものですよ!それに此処は魔法使いとか魔女もよく使うスーパーみたいだよ。」

「ふん。…にしても貴様は、そんな頭でよく出掛けようなどと思ったな」

「!あわっ。ここで待ってて!トイレ行ってくるっ」

オレは慌ててトイレに向かい、鏡を見ながら髪を整える。

「(ふん、か。…前はマグルの世界なんかに!とか凄く嫌がってたもんだけどなぁ…)」

水で手を濡らし、髪を撫であげた。

「(諦めの目だよなぁアレ。オレがよくくこっちに連れ回すからもう諦めよう感がな………。)」

「(何かもう色んな意味で彼に魔力が戻ったら怖いや。今は魔力がないから我慢したりとか、諦めたりとかしてるけど。そっちのが無駄に神経使わなくていいだろうってな。けど戻ったら今までの不満分爆発してオレ即あの世逝きでは)」

オレは身震いした。

「(なぁんてなー)」

もう一度、鏡をしっかり見つめ、それなりに整った髪をもう一度撫で付け、手洗い場を出、彼の待つ所へ向かった。

「おまたせヴォ…」

歩きながら彼の背に話しかけ、彼の側まで寄る…と

「!」

「あっ…」

バッタリ、再会してしまった。
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