This way and that(ハリポタ 夢小説)
□あっ… 8話
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「うい、こんな感じで如何かね?」
森の木々の木の葉もすっかり落ちかかっているある肌寒い昼頃
オレは長くなってきたトムの髪を切っていた。
彼はオレが渡した鏡をまじまじと見つめ
「下手くそ」
と呟いた。
「うーん、やっぱり子供の髪を切るのとは違うなぁ…」
落ち葉の上には、切った彼の黒い髪と、彼の前に切ったオレの赤い髪が散乱している
「オレの出来よりはマシだろ!?見ろよこのアンバランス…。自分で切るのは難しい…。」
「あぁ、それよりならマシだな」
彼はオレを見てニヤッと笑った。
「邪魔っけだったのが清々したからそれだけでいいんだよ!…にしても」
オレは彼の髪をパサパサと払った。
黒い髪が落ちていく。
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