ポケモン 短編
□N「手が痛いよ…」
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「ううううわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
ライモンシティーに絶叫が響いた。
このシティーにあるジェットコースターに乗っているからではなく。
絶叫した美青年は地に倒れ込み悶絶している
「え……Nっ。大丈夫ですかごめんなさいごめんなさいっ手っ!どうなってます!?病院!病院っっ!」
かなり焦った風で絶叫した青年に呼びかける、青年に似た黄緑色の髪の背の高い中年男
「おやおや…」
その様子を黙って見下ろしている特徴的な、頭上で青い円を描く髪をぬかせばただのオールバックとメガネな男。
「アクロマっ!貴様さえ居なければこの子は怪我をせずにすんだのに…っ」
背の高い中年男…ゲーチスはアクロマと呼ばれた青い円を描く男に殴りかかりそうな勢いで叫んだ
「責任転嫁も甚だしい。怪我をさせたのも先に因縁をつけてきたのもゲーチスの方でしょう。それにわたくしが何処へ居ようがわたくしの勝手です!」
「貴様自体が存在しなければよかったという話しだ!」
「訳の分からないことを…。それにそれはこちらの台詞ですが」
二人の間に火花が散る
「や…やめてってば!」
先程まで悶絶していた青年が二人の間に入ってきた。
「アクロマさん…だったかな?ごめんなさい。父さん血の気が多くて…」
申し訳なさそうな表情をし、アクロマに頭を下げた青年…N
「血の気が多…」
ゲーチスがNの隣で文句ありげに呟いた
「あぁ、いえ。大丈夫ですよ。……にしてもゲーチスの息子さん?はゲーチスなんかと違って良い子ですねぇ…。子供に親のことで頭を下げさせて恥ずかしくないんですかゲーチス?」
「黙れ黙れ黙r「あぁもう手痛いよ!早く病院行こう父さん!」
Nはゲーチスの言葉を遮ってゲーチスを引っ張り、アクロマに軽く頭を下げ、その場を離れた。