ポケモン 短編

□アクロマさーん!
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「アクロマさーん!」

海賊船のような船の甲板の上

元気に階段を駆け上がっていく顔の似た少年少女

「遊びに来ましたー!」

少年と少女は甲板にある階段を登った先にいた、
白衣の男性に飛びついた。

「ーーーっ!」

飛びついた側もつかれた側もなにかしら声を挙げて倒れ込んだ。

飛びつかれた側の白衣で、頭上で青い円を描くような髪が特徴的なアクロマと呼ばれた男性が若干青い顔をしながら少年少女を見る

「……っ…。メイさん…、キョウヘイさん…。わたくしには力が備わっていないのでそういうのはやめて頂きたいのですが…」

苦しそうにアクロマが言うと、

「あ…ご…」

「あわわ…」

「「ごめんなさいっ」」

少年少女…キョウヘイとメイは、アクロマよりも青い顔をして、同時に勢いよく体を上げ謝った。

「……ふっ」

そんな二人を見上げながら体を上げ、
乱れた白衣を直しながら、アクロマはおかしくてクスクスと笑った。


「「!!」」

アクロマのその表情を見て、再び少年少女はアクロマに抱きつく

今度は勢いがなかったので、倒れなかった。

「メイさん…キョウヘイさん…?」

二人の肩に手を置きながら、どうしたのだろうと二人の名を呼ぶアクロマ。

「はぁぁっ…アクロマさんの匂い嗅ぐと落ち着く〜」

するとキョウヘイが、若干変質的なことを言い、
肩に乗せられた手の指をパクッとかじった

「!!!キョッ」

かなり驚いた表情をするアクロマ

「あ、あたしも〜」

その様子を見たメイも同じようにアクロマの人差し指をかじった

「メイさん!!!??」

アクロマは物凄く驚いた表情をする
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