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□神様はじまる
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「ッあんのクソ親父ィーーーーー!!!」





私は##NAME2##名無しさん、
どこにでもいる普通の女子高生です。


つい昼間まで花のJKやってたのに・・・

ギャンブル好きの父を支えて
なんとか・・・
なんとか暮らしていたのに・・・


遂に立ち退き強制執行命令出されちゃいました


父も家出していまは1人で公園なう





「育ち盛りの娘残して家出するか?

しないよね、普通。



今日からどこで暮らせb「誰かぁ〜〜〜〜〜」

「助けて下さいっ
そこの犬をどけてくださぁ〜〜いっ」



「しっしっ」

犬から逃げて木に上っていた男の人は、おそるおそる降りてきた

「だ、大丈夫ですか?」

「はい、ありがとうございました・・・
犬が苦手なもので・・・」


涙目になりながら話すその人を横目に、
動物かわいいのになぁ、なんてのんきなことを考える名無しさん


「やはり私はこの土地の者に歓迎されてないようですね・・・

君もこの土地の子ですか?」


「やっぱりチワワとミニチュアダックスは
永遠のライバルよね・・・」

「…え?」

「あっはい!
・・・でも住む家なくなっちゃいましたけど・・・」


〜事情説明後〜
「そうですか・・・
それはさぞ家出した父をお恨みでしょうねぇ…ウゥ」

・・・恥ずかしながら私も、家を捨てた身なのです
巴衛なんか私の顔を見た途端押し倒してくるに違いない」

「(・・・なんか今変な言葉が聞こえたような…;
トモエ・・・奥さんかな?)

でも、帰る家があるんですよね?
私なんか、家なくなっちゃったんですから」

アハハ、と笑うとその人は
「私の家を譲りますよ」

「・・・え?」

「ずっと家を開けておく訳にもいかないし、
あなたが住んでくれれば
私も肩の荷がおりる


なにより、」


ちゅ
「!?//」


君のほうがわたしよりよっぽどあの“家”の主にふさわしい、
と付け足した





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