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□ヘビさんは甘いものがお好き
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「巴衛君なんかよりずっと、
僕の方がよくしてあげるよ
ほら、生クリーム食べたいでしょ?」
「べ、別に・・・」
泡だて器を左右に動かすと、ちあきの目は無意識に追っていた
ぱくっ
「ん〜美味しいなぁ
ちあきちゃんも素直にほしいって言えば良いのにぃ」
「(そいうえば今日なにも食べてないし・・・)
じゃあ・・・ちょっとだけ」
あまりに見せびらかしてくるので我慢ができなくなったちあきなのであった
よいしょ、と瑞希のひざの上にちあきを載せると
「じゃあ、あーんってして」
「Σな//」
ちあきの目の前20cmくらいのところに泡だて器を差し出す瑞希
「あーんしないとあげないよ?」
楽しそうに言う瑞希に羞恥心を覚えたが、
「(恥ずかしいけど・・・お腹空いたから仕方ないっ)」
と自分に言い聞かせて口を開けた
が、
ぱくっ
生クリームが入ったのは瑞希の口だった
「Σあっ意地悪!」
ぷいっと顔を背けるちあきに
「ほらこっち向いてごらん?
今度はちゃんとあげるから」
「やだ信じられませんー」
ご機嫌ナナメになってしまったちあきに
「もぅしょうがないなぁ」
と、ちあきの顎を持ち上げ自分の口と重ねた
「Σンッ!?///」
ヘビさんは甘いものがお好き
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