05/29の日記

21:12
ジェラシー(高緑)
---------------
原作設定
高尾視点



「真ちゃん、一緒に帰ろうぜ!」

「ああ…」

部活後、十分すぎる自主練を終わらせた真ちゃんを誘って、部室を出る

二人でのんびり喋りながら、チャリアカーの待つ駐輪場に向かった

「でな、真ちゃん!」

「煩いのだよ、高尾」

真ちゃんは相変わらず、無愛想だ
でも、そこも含めて可愛いんだけどな!


「よー、高尾ー」

グラウンド近くでサッカー部でクラスメイトの浅川に会った
こっちに向かって、軽く手を振っている

「お、浅川
何?部活?熱心だなー」

「そういうお前らも、こんな時間まで残ってんだろうが
おっと、先輩呼んでるから行くわ、じゃあな」

真ちゃんには目もくれず、浅川は走っていった


また、二人で歩いていく

「で、何の話だっけ、真ちゃん?」

「……。」

何だかさっきより、無愛想になってしまった

そしてまた二人で歩いていると、今度は女子バレーボール部の面々に会った

「あ、高尾じゃーん」

「今、帰りー?」

「おー、お前らもこんな時間まで残ってたんだな」

俺は適当に手を振りかえし、笑った

「女バレも冬の大会にむけて、忙しいからねー」

「じゃ、お互い頑張ろうね。バイバイ高尾」

「じゃあな」

会話を終わらせて、真ちゃんの方を向いた

さっきまで、そこにいたはずなのに、いない
真ちゃんは勝手にズンズン歩いていっていた

「待てよ、真ちゃん!」

足の長さが違うので、なかなか追い付けない
必死に走っていると、急に真ちゃんがピタッと足を止めた

「なんなんだよ、真ちゃん、さっきから
俺、なんかしたか?」

「……。」

真ちゃんは何も言わない
ただ、ものすごく何か言いたげな顔をしている

「真ちゃん、はっきり言ってくれよー」

ん?
ふと、あることを思い出した
もしかして…

「真ちゃん、ひょっとしたら…俺が他のやつらと親しげに話してるのに、嫉妬した?」

真ちゃんの顔が火をつけたように赤くなった

図星だな
全く、真ちゃんは分かりやすいんだか、分かりにくいんだか

「ほーんと、真ちゃん可愛い」

「う、煩いのだよ////」

「はいはい」

俺は真ちゃんがいとおしくなって、手をギュッと握った

「た、高尾、まだ学校なのだよ」

「いいじゃん、いいじゃん」

ほんとは真ちゃんに嫉妬してもらうのも、ありだけど
やっぱり俺の真ちゃんだから、たっぷりの愛情で包んであげたい

「好きだぜ、真ちゃん」

「お、俺も、嫌いではないのだよ…////」

俺たちはそのまま二人、手を繋いで帰った



後書き
久々の高緑です!

こういう普通にラブラブしてる感じも可愛いですねw
真ちゃんはいつだって、世界一可愛いけどな!(高尾風)ww


最後まで読んで下さり、ありがとうございました

前へ|次へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ