06/03の日記

07:24
A special day(今+桐皇レギュラー)
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原作設定
今吉視点



なーんや、おかしい
部員の様子がおかしい

何でやろうか
ワシなんかした?


朝食、食堂で諏佐に会う

「おはよう、諏佐」

いつものように、軽く声をかける

「……」

へんじがない
ただのしかばねのようだ

やのうて、諏佐に無視された
おかしいなぁ、今日は別に朝から口説いたりしてへんのに…

「おーい、諏佐ー」

無視
こうなったら…

「諏佐、愛してるで…」

ゾワッ
諏佐の全身の毛が、一気に逆立つ

やっと、ワシを視界にとらえた

「え、ぇ、今吉!?」

「おはよう、諏佐」

「あ、あぁ、おはよう…」

その後の話も、諏佐は何となく上の空やった
何でや?


登校中
偶然、桜井に会う

「よぉ、おはよう、桜井」

「え、主将(キャプテン)!?おはようございます!スイマセン!スイマセン!スイマセン!スイマセン!」

なんや…いつものスイマセンよりウザいで
倍速になっとんのか?
しかも…

「桜井、今日荷物大きいな。どないしたんや?」

桜井の肩が異様なまでに跳ねる

「スイマセン!スイマセン!荷物多くてスイマセン!」

「いや、別にワシが持ってる訳とちゃうし…」

「スイマセン!スイマセン!スイマセン!スイマセン!」

桜井は疾風のごとく、去っていった
何でや?


昼休み
今度は青峰に会うた
何か今日は、よう部員に会うなぁと思いながら、声をかける

「よお、青峰」

「あ、今吉さん、ウィース!」

…ん?

「青峰、お前、何かおかしないか?」

「いや、全然そんなことないですよ!むしろいつも通りです、はい!」

「いや、お前、絶対そんなキャラちゃうかったやろ!」

「そんなことないですってば!あー、今日もバスケがしたいなー、ハッハッハッ」

「いや、絶対おかしいて!」

「じゃあ、俺はこれで失礼します!」

青峰は疾風のごとく去っていった
1年の間では、疾風のごとく去るんが流行っとんのかいな
何でや?


部活後
その辺におった若松を適当に捕まえて、問いただすことにした

「お前ら、ホンマに何も隠してへんやろな」

「隠してないっすよ、なに勘ぐってんですか!」

他の3人よりは上手やが、やっぱり若松も何か隠しとる
黒目がキョロキョロ動いて、落ち着いてへん

めんどくさいから、若松を壁に押し付けた(いわゆる、壁ドン)
そっと耳元でささやく

「ホンマ、やろな…」

「…っ」

「嘘つく悪い子は、お仕置きやで?」

若松の体がブルブルと震えだす

「だー、もう我慢できねぇー!」

若松はワシを押し退けて、部室に向かって走り出した

「あ、オイ!」

こうなったら、なにがなんでも暴いたるでぇ!
ワシは部室のドアを開けた

「オイ、わかま…!」

パン、パンパン、パァン!

「Happy birthday キャプテン!」

目に飛び込んで来たのは、色とりどりの飾りと大きいケーキ
皆がそれぞれクラッカーを持って、ニヤニヤ笑っている

「そうか…
今日、ワシの誕生日か…」

だから、皆の様子がおかしかってんな

一人一人がワシにプレゼントをくれた
桜井と桃井はケーキ(片方は食われへんけど)、諏佐は参考書、若松はワシが欲しがってたバスケットの雑誌、青峰は釣り道具

「ホンマ…皆、ありがとう」

久し振りに心から笑えた気がした

そこからは、もうどんちゃん騒ぎ
日が暮れるまで、騒ぎ続けた

「そろそろ、お開きにするか」

諏佐の一声で、皆が片付けを始める


「ところで…今日は誰が、ワシの部屋来る?」


「はい、撤収!」

諏佐の一声で、皆、疾風のごとく帰ってしまった

一人寂しく、片付けをしながら思う


明日から、フットワーク3倍やな…



後書き
今吉先輩、お誕生日おめでとうございます!

本文が長いので、今日はこの辺でw


最後まで読んで下さり、ありがとうございました

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