11/30の日記

20:57
散歩道(ヤウゲル)
---------------
原作設定
ヤウズ視点



タッタッタッタ


ゲルブは足が速い

俺より身長低いから足も短いはずなのに、いつも俺の数十m先を歩く

これだと、一緒に買い物行ってる意味ねぇじゃん

「……」

「……」

俺たちは始終無言で歩く

もうちょっと速く歩いてみるか
俺がアイツの歩く速さに合わせればいいんだ

タッタッタ

タッタッタッタッタッタッタッタッタ

…何か、俺避けられてる?
俺が歩くのを速くすると同時にアイツもスピードをあげている

いつまでたっても、アイツに追い付けない

俺はしびれを切らして、アイツに声をかけた

「おい、お前何でそんなに歩くの速いんだよ
もっとゆっくり歩けばいいだろう?」

「きょ、競歩の練習してるんだよ!」

「競歩って…」

そんなものが何時、何処で役に立つのか
もっと他になにか理由があるはずだ

俺は更にスピードをあげ、とうとう走り出した

「おい、待て!」

「ば、ばか、来んなよ!」
単純な徒競走なら、ブーツを履いているアイツなんかには負けない

俺はあっという間に追い付き、ヤツにこちらを向かせた

「お前、何で……って、え?」

「あんま、ジロジロ見んな…!」

ヤツの顔が、真っ赤だ

「お前、熱でもあるのか?」

「ちげーよ!
お、お前と二人で歩くのなんか、ひ、久し振りだなーって思ったら、なんか、緊張してきて
って、俺なに言ってんだよ…」

耳まで赤く染めて、ヤツは俯いた

「そんなことかよ」

「そんなことかよって、俺は…!」

ギャーギャー騒ぐヤツを無視して、俺はそっと手を握った

「おま…!」

「緊張するんだったら、慣れろ」

ヤツは急に黙りこくってしまった



「ふん…ばーか」



なんかその言い方がうれしそうだったし、帰りも手つないでやるか



後書き
ヤウズくんのキャラがイマイチつかめません
ヤウズくんは、こんなに人に慣れてていいんでしょうかww(笑い事じゃなくて)
ゲルブくんのツンデレ具合はうまく出てきたように思います


今、本当に怪盗クイーンにハマっているので、ハマっているうちに他のキャラも書きたいです
仙ヴォルとかヴォルジョとかクイジョとか


最後まで読んでくださり、ありがとうございました



☆コメント☆
[ぱんだ] 02-15 08:34 削除
ヤウズもゲルブもかわいいです!!
ヤウズは人に慣れていない故にまっすぐなコミュニケーションしかできない感じがいいですよね〜。

前へ

コメントを書く
日記を書き直す
この日記を削除

[戻る]



©フォレストページ