イナGO短編集

□伝えられない想い
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霧野先輩…。

あの時からずっと霧野先輩のことが好きだった。

でも言えないんだ。

「好きです。」

この4文字の言葉が。

神童先輩と一緒にいる霧野先輩が眩しく見える。

俺なんか近づけないくらいに…。

だから俺ができるのはこうやって後ろ姿を眺めることだけ。

いつか振り向いてくれるんじゃないか

なんて淡い期待を胸に抱きながら。

今日も一応待ってます。霧野先輩。

――END――

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