イナGO短編集

□迷惑な先輩方
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部室に入ろうとしたその時。

「来年は俺たちも受験だな。」

と神童先輩の声が聞こえた。

「ああ、神童。お前は志望校決まってるのか?」

今度は霧野先輩の声だ。

「M高校かS高校かT高校か迷ってる。」

「全部頭いい学校じゃないか。」

「霧野はどうなんだ?」

「まだ決まってないけど、この前模試受けに行ったらA高校レベルって言われた。」

「…。」

「俺たち高校が別々ってことは、あと一年で俺と神童も離れ離れになるってことだな。」

―ガタン―

「俺、そんなの耐えられない。」

勢いよく椅子から立ち上がる音と同時に神童の怒鳴り声が聞こえる。

神童先輩にこんな一面があったとは。

「俺だって嫌だけど、仕方がないことなのかもしれないな。またどこかで会おうな、神童。」

いや、まだ一年あるって…。しかも涙声?!

「いやだいやだいやだいやだいやだ!霧野〜。」

神童先輩、いつもとキャラ変わりすぎ!!

「神童〜。」

それと同時に人が倒れるような音が聞こえる。

霧野先輩、神童先輩に飛びついた?!

「霧野霧野霧野霧野霧野霧野霧野霧野〜」

「神童神童神童神童神童神童神童神童〜」

!!!………この人たち。

すると、背後から天馬がやってきた。

「さあ、練習だ。」

「天馬、今部室入らない方がいいよ…。」

「そうだね…。」

天馬は苦笑いで答える。

その後約2時間程度、中1は部室に入れませんでした。^^((汗

――END――


蘭ちゃんと神童さん完璧にキャラ崩壊しました。
ごめんね、蘭ちゃん、神童さん。
そして読者の皆さん、乱文すみませんでした。

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