イナGO短編集
□オフ日の遊園地
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「久しぶりのオフにみんなで遊園地にこれて良かったな。」
なんて言ってる神童先輩。
今日は、神童先輩、霧野先輩、剣城君、天馬君、俺の5人で遊園地に来た。
お化け屋敷では
「剣城ー。やっぱり入るのやめようよ。」
「怖いのか?だったらずっと俺につかまっててもいいんだぜ。」
「もう、剣城ったら!」
なんて天馬君と剣城君がバカップルぶりを発揮している。
向こうでは
「霧野。ソフトクリーム一緒に食べないか?」
「一緒にってなんだよ。」
「ごめん、冗談^^」
なんて霧野先輩と神童先輩までもがイチャついている。
俺だけぼっちかよ…
しかもやっぱり神童先輩と一緒にいる霧野先輩は楽しそうだ…。
「観覧車乗りませんか?」
と天馬が言う。
「お、いいな。」
そしてみんなで観覧車へ向かうが、その途中神童先輩が
「あ、ごめん。俺トイレ行ってくるから先行っててくれないか?」
と言いだし、そして天馬君まで
「あ、俺も行きたいです。」
と言うので観覧車で待ち合わせということになった。
そして観覧車の下で待っていたが2人とも一向にくる気配がない。
観覧車の整理係の人に
「乗るの?乗らないの?乗るなら急がないとドア閉まっちゃうよ。」
と言われ
「じゃあ3人で乗るか。」
と霧野先輩が言うが、剣城君は
「俺、高所恐怖症なんで。」
と、こっちを向いてニヤつきながら答えた。
アイツめ、わざと言いやがって…。
「じゃあ、2人か。よし狩屋、乗るぞ。」
と言って霧野先輩は俺とドアが閉まりかけの観覧車に乗り込んだ。