こちらの文章は病院で教えてもらった羊水検査についての内容です(※2010の文章)


@羊水検査とは
羊水を採取し、その中に含まれる胎児の染色体を調べることにより、ダウン症などの染色体の異常を見つける検査です。
信頼度は97パーセントと考えられてます。
しかし、染色体異常が発見されても、胎児および新生児に対する治療法が現在のところありません。母体保護法による人工妊娠中絶をするかどうかを選択することになります。
また染色体検査が正常であってもすべての胎児病が否定されるわけでもありません。
つまり、この検査は染色体に関する問題だけを調べるものだということです。


A染色体異常とは
致死性(胎児期や小児期の長期生存が期待でしない)ものもあれば、ダウン症のように他に病気がなければ長期生存の可能なものもあります


B羊水染色体検査の方法
下腹部に消毒局部麻酔をした上で細い針を腹壁から子宮内に刺します。刺した針を介して羊水を20cc程度採取します。採取した羊水は専門の外部施設で検査され、2〜3週間ほどで結果が判明し通知ができます。
ただし、電話での結果確認は行いません。


C羊水染色体検査の危険性は
羊水流出:1〜2パーセント。破水、出血などの合併症が考えられます。
流産に至る可能性は1パーセント未満です。


D費用は?
保険診療が認められいない検査です。費用は全額私費用となります。検査、技術料のほかに1泊2日入院費用がかかります。


Eダウン症の頻度について
常染色体異常症の中で最も頻度の高い疾患です。頻度は出生約1,000人に1人ですが、母体年齢があがるにつれて発生頻度も上がるようです。35歳では0,3パーセント、40歳では1パーセント程度と報告されています。遺伝性はありません。最近では、他に合併症がない場合の平均寿命は50歳といわれます。


検査方法は確立していますが、実施に関して倫理上、医学上コンセンサスの得られていない検査です。ご夫婦で十分にご相談した上、検査の希望があれば申し出してください。


と、こんな感じで説明してもらいました。

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