ミッチー夢-完結-

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いつもならバカって一言呟いてじゃれあうだけの二人

三井くんもそんな反応を待っていたからか
私の意外な返答を聞いて目を丸くしている


恥ずかしいけどこの機会を逃したら
一生自分の気持ちを話せない気がしていた


「私…

三井くんがすき…

かも」


掛け布団から出ている腕に触れてみたら
細く見えていてもすごく逞しくて驚いた


俯いて表情を見られまいとしながらも彼からの返答を待つ


『ばーか、んなもん知ってるよ』


三井くんはそう言って自身の腕に触れていた私の手を握りしめて
いつもの自信たっぷりな笑顔を見せてくれた


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