ミッチー夢-完結-
□届かない想い
2ページ/3ページ
そんな私と紳ちゃんをよそに
信長くんは湘北が気に入ったらしく
毎回のように試合に足を運んでいた
『まじあの10番おもしれぇっっ』
昼休みの会話も最近はそればっかり
挙句の果てには一緒に見に行こうといわれる始末
「私はいいよー
それにあんまり授業サボってると赤点になっちゃうよ?」
その言葉にたじろぐ信長くん
「スーパールーキーが赤点とって
試合にでれないなんてダメだよ?」
信長くんみたいなタイプの男の子の扱いは得意な私
「湘北の流川くんに負けないでね♪」
『ルカワ!?
あんなヤツに負けるわけねーっすよ!!
今年の海南は至上最強!!
なんったってこのスーパールーキー
清田信長がいるから!!!』
かーーっかっかっかっ!!!
と大声で笑い上機嫌な信長くん