真実を映す鏡4

□イケメン写真集を作ろう
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――これは藍染との決着後のお話――

「と、いうわけで、びゃっくんの写真をとってきてほしいの」

「いや、よく分からないです」

いきなりルキアちゃんと共に女性死神協会の集まりに呼ばれたかと思うと、いきなり会長のやちるちゃんに訳の分からないことを言われた。

「だからね〜」と乱菊さんが助け船を出してくれる。

「イケメン写真集を作って売ろうとしてるんだけどなかなか写真を撮らせてくれない人たちがいっぱいでね。そのうちの一人が朽木隊長なのよ」

「はぁ……」

「なのでね、ぜひ!」

そう言って乱菊さんは少し重いカメラをニコニコの笑顔で渡してくる。

「ゔ……」

これは断れそうにない。

「わ、分かりました。やってはみますけど、期待しないでくださいよ」

「分かってるって。でも頑張って撮ってきてよ」

「……はい」

私は渋々と頷いた。
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