主人と僕の旅路

□少女の命
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ー殺生丸視点ー

「お捜ししましたぞ、殺生丸さま。おいたわしいお姿…」

邪見の声があたりに響く。

最近、治ってきた体をなんとか動かす。

「ああっ、無理に動かれては…」

「…帰るぞ邪見」



ゆっくり歩きながら考える。

あの女は一体何だったのか…。まだ幼さが残っていた。

ザワ…

「…!」

風にのってきた臭いは…

血の臭い…
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