主人と僕の旅路

□主人と僕(しもべ)
1ページ/4ページ

目を開けると妖怪の顔がドアップで映りこんでいた。

「よう、かい?」

私が助けた?妖怪と、小さい妖怪がいる。

ふと自分の体を見てみると、着物に血がべっとりついている。

えーと。確か…食料を探しにいったら、人喰い狼がいて…。追いかけてきて…

「死んだ!?」

「うるさい人間ですな。殺生丸さま、この娘は放っておきましょう」

小さい妖怪がしゃべっている。

っというか…

「殺生丸って名前なんだ」

「んな!殺生丸さまを呼び捨てなど、何て小娘だ!」

「はぁ」

とりあえず殺生丸…じゃなくて、殺生丸さまと言うらしい。

「うるさい。帰るぞ邪見」

殺生丸さまがスタスタと何処かへ行ってしまう。その後を小妖怪…邪見?が追っていく。

「ま、待って!死んだはずなのに何で生きているの!?何処に行くの!?」
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ