主人と僕の旅路

□本能
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たたたたた…

「勝ーった!」

「あほっ、競争ではないっ」

ふふふ。邪見ってやっぱり走るの遅い!

私は目の前にある鬼を見る。

「本当に鬼が死んでる。殺生丸さまの言ってたとおりだ」

そう。殺生丸さまが「鬼が死んだ。行くぞ」って突然言い出し、私たちは本当にそうなのか確かめに来たのだ。

「いったい誰が…」と邪見が呟く。

ん?なんだかこの妖気…
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