主人と僕の旅路
□本能
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「犬夜叉とは殺生丸さまの弟じゃ。鉄砕牙を自分のものにし、あげくのはてに殺生丸さまの左腕を斬った半妖じゃ」
そう邪見が言った瞬間、殺生丸さまの脚で踏みつけられていた。
左腕を斬ったってところが、ムカついたんだろうな…と冷静に分析してみたりする。
殺生丸さまは踵を返す。
「行くぞ」
「って…それ持ってくんですか!?」
邪見が起き上がって言うけど、殺生丸さまは何も言わずに行ってしまう。
「待って、殺生丸さまー」
それにしてもどうするんだろう?
あの鬼の頭…。